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日別アーカイブ: 2025年12月9日

豊商事の雑学講座~“見えないインフラ”~

こんにちは、更新担当の中西です!

 

“見えないインフラ”

 

私たちが毎日使う水は、使った瞬間から「排水」になります。家庭のキッチンやお風呂、トイレ、飲食店の洗い場、工場の製造ライン、病院や施設の洗浄設備…。水は生活と産業の中心にあるからこそ、排水が適切に処理されないと、暮らしも経済もすぐに行き詰まります。

でも、排水処理は“うまくいっていて当たり前”の世界です。
川が臭くない。海が濁っていない。下水が溢れない。工場が止まらない。衛生トラブルが起きない。
こうした当たり前は、誰かが毎日、地道に排水処理を管理しているから成立しています✨

排水処理業は、派手ではないかもしれません。けれど、社会の土台を支える「誇りの仕事」です。今回は排水処理業の魅力を、仕事内容のリアルと価値の大きさの両方から深掘りします


1)排水処理は“衛生と環境”を守る最前線

排水が未処理のまま流れると、何が起きるでしょうか?

  • 悪臭や汚濁が広がる

  • 病原菌や有害物質のリスクが高まる

  • 水生生物が生きられない環境になる

  • 地域の景観・観光・漁業にも影響が出る️

  • 工場や店舗が行政指導・操業停止になる可能性もある⚠️

つまり排水処理は、単なる設備管理ではなく「公衆衛生」と「環境保全」に直結する仕事です。
表に出にくい分、失敗が社会に与える影響は大きい。だからこそ、排水処理のプロが必要とされます


2)“水の性格”を読み解く面白さ 現場は毎日同じじゃない

排水処理の難しさであり、面白さでもあるのが「水は毎日同じ状態ではない」ことです。

  • 雨の日と晴れの日で流入量が変わる☔

  • 季節で水温が変わり、反応が変わる️

  • 工場は製造品目や稼働状況で水質が変動する

  • 飲食店は繁忙期に油分や濃度が上がる️

  • 洗剤・薬品・原料の変更で挙動が変わる

排水処理は「設計通りに動かす」だけではなく、変化に合わせて最適解を探す仕事です。
例えば、微生物処理(活性汚泥など)を扱う現場では、空気量・返送汚泥量・栄養バランス・滞留時間などの調整で水質が大きく変わります。まさに“生き物を扱う運転”です✨

数値(pH、BOD/COD、SS、油分、窒素・リンなど)と、現場の観察(臭い、泡、色、沈降性、フロックの状態)を組み合わせて原因を推理し、改善策を打つ。
この「診断と調整」が排水処理の醍醐味です


3)排水処理の仕事は“総合力”。設備×化学×安全×運用の世界️

排水処理業は、幅広い知識と技術が活きる仕事です。

設備の理解
ポンプ、攪拌機、ブロワ、スクリーン、沈殿槽、曝気槽、薬注設備、膜設備、脱水機、配管・バルブ…。機械が止まれば処理が止まります。点検・保守の質が結果を左右します

水質・薬品の理解
中和、凝集沈殿、酸化還元、脱臭、消毒など、化学的な処理が必要な現場も多いです。薬品の選定と投入量は、コストと品質に直結します

安全の理解
排水処理は、滑りやすい床、高所、回転機械、酸・アルカリ、硫化水素などの危険要因があります。だからこそ“安全を仕組みで守る”文化が重要です⚠️

運用・記録・法令対応
日報、点検記録、分析結果の管理、行政対応、基準値の遵守、トラブル時の報告…。安定運転を継続する力が、信頼そのものになります

ひとつの分野だけでは完結しないからこそ、成長の幅が大きい。
排水処理は、学べば学ぶほど仕事が面白くなる世界です✨


4)「止めない」が価値になる仕事⏱️ 企業活動の裏側を支える

特に工場や大型施設の排水処理では、処理設備が止まることは操業停止や重大トラブルにつながることがあります。
排水処理業の役割は、「基準値を守る」だけではなく、「止めずに回す」ことでもあります。

  • 異常値の兆候を早期に察知する

  • 設備トラブルを未然に防ぐ

  • 緊急時に応急対応し、影響を最小化する

  • 工程変更や増産にも耐えられる運用を組む

こうした力がある業者・担当者は、現場から非常に頼られます。
目立たなくても、“現場が回り続ける安心”を提供できるのが排水処理業の強さです


5)成果が「水」で見える。改善が数字と透明度で返ってくる✨

排水処理のやりがいは、成果が分かりやすいことにもあります。

  • 放流水がクリアになった

  • 悪臭が減った

  • 泡立ちや汚泥のトラブルが収まった

  • 基準値が安定して守れるようになった

  • 薬品コストや電力が下がった

こうした改善が、数値にも現場の実感にも出ます。
「昨日まで悩んでいたのに、調整したら一気に安定した」
この瞬間の達成感は大きいです✨